\まちづくり対話会(テーマ:広報・シティプロモーション)を開催しました/

市職員が提供するまちや暮らしのさまざまなデータをもとに、まちづくりを対話するプログラム。
毎月異なるテーマのもと、データを見ながら立場を越えたフラットな「対話」を通じて、”わたしたちのまち” について知り、理解を深め、新しい気づきや発見を得ることを目的としています。
今回は、「広報・シティプロモーション」をテーマに開催しました!

プログラムレビュー

まちづくり対話会は、世代はもちろん、住んでいる場所やこれまでの経験・知識・スキルも様々の多様な参加者同士で、相手の意見に耳を傾け、質問によって理解を深め、自分の中に新しい考えや価値観を生み出すコミュニケーションである「対話」を通じて、まちづくりを「ジブンゴト化」する場です。

そして、対話のテーマ提供のため、今回は富山市広報課の職員をゲストにお招きしました!

今回のテーマは「広報・シティプロモーション」。
“富山市や地域への想い”を持って「住み続けたい」「帰ってきたい」「貢献したい」と考える人を増やすこと が、富山市のシティプロモーションの目的です。

レクチャー①「シティプロモーションって何?」では、ゲストから【(外向け)シティプロモーション】と、「まちに対する誇り・愛着」を意味する【シビックプライド】の相乗効果を期待して実施されている取り組みの紹介のほか、今年3月に策定されたシティプロモーション推進指針の中で取り上げられている、富山市に対する印象・魅力や推奨意欲(お勧めしたいかどうか)・参加意欲・感謝意欲のデータが共有されました。

その後のグループ対話①では、
・あなたにとって富山(富山市)は魅力があるか。それはなぜか。
・↑の魅力を”効果的”に外の人に伝えるためにどのような方法があるか。

という投げかけのもと、対話していただきました。
高校生からシニアまで幅広い方にご参加いただいたおかげで、出身地の違いや富山での暮らしのスタイルなど、多様な視点からの富山の魅力が共有されていました。
また、魅力を”効果的に”外の人に伝える、という点では、レクチャー①で触れられていた「明確なターゲットを定めてシティプロモーションを行う」ことの重要性を踏まえて、どんな人に、どんな形で伝えられるか、具体的な相手を想像しながら対話されていたようです。

レクチャー②「若者・女性の流出」では、認知度や魅力度(イメージ)アップが必ずしも人口に反映されているわけではないということや、雇用や利便性の改善と人口の関係性、また、大学生がもつ茶間氏への印象調査のデータ等が共有され、個人の感覚、イメージと共通するところもあれば、ギャップを感じるところもあったのではないでしょうか。

そして、グループ対話②では、
・若者・女性が帰ってきたい、住み続けたいまちはどのようなまちか。
・そのようなまちの「イメージ」をつくるためにどのような方法があるか。
という問いかけのもと、「自分はこんなことができそう」「誰かと協力すればこんなことができそう」など、ワクワクする対話がたくさん聞こえてきました。

おわりに

今回のテーマ「シティプロモーション」は、なんとなく聞いたことはあって興味があっても、具体的にどのような考え方で取り組みが行われているのか、なかなか詳細をじっくり聞いて考える機会は少なかったかもしれません。
今回のまちづくり対話会を通じて、参加された皆さんにもシティプロモーションという切り口からまちづくりを「ジブンゴト化」し、小さな行動変化のきっかけにしていただけたのではないでしょうか。

次回のテーマは「廃棄物対策」

どれだけデジタル化が進んでも、生活するうえでは避けて通れない「ごみ」の問題。次回はとくに「家庭ごみ」にフォーカスを当てて対話します!
皆さまのご参加をお待ちしております。